今回はこの時期に使えるFALIERO SARTIのストールを紹介します。
ジャケットやブルゾンの下にシャツ・カットソーだけでは物足りなさを感じる方、夏場Tシャツ1枚は味気ないと感じる方にはかなりお薦めのストールです。
FALIERO SARTIは綺麗目スタイルはもちろん、レザーのブルゾン・シャツにも非常に相性が良く、ヴィンテージ系スタイルにも対応できる万能性こそが愛される理由です。
更に全てが大判タイプなので巻き方次第で表情がかなり変えられる事も良さの1つでしょう。
それでは当ショップにある全ストールを写真にてご紹介します。
ちなみに1つ1つの違いをお見せする為にストール以外は全て同一コーディネートです。
2色展開(左からワイン・グレーカーキ)でかなりシワ感のあるタイプ。素材の中にSILKが入っているので少し光沢感もあり、ドレススタイルなどにもはまります。
3色展開(左からグレーカーキ・ベージュ・ネイビー)の素材モダール100%は肌触りが一番滑らかです。ドレープ感が出るのもこの素材特有のものです。
夏を意識したボーダー柄。服の色を抑え気味にしたスタイルならポイントとして抜群にはまります。
レザー系アイテムに相性が良く、シワ感・色ムラ感共にヴィンテージな雰囲気が出ています。
生地がかなり薄く、ブラウン⇒ベージュへと変化しているグラデーションタイプです。
経年変化
今回は物の経年変化について考えてみます。
経年変化とは言葉の通りすぐに変わる事ではなく、時と共に徐々に変化していく事を指します。
これは決していきなりではない緩いスピードで日々変わっていく事で、なかなか当の本人は気が付かず、案外他人が気付く事も多くあります。
物に関してもそれは言えます。
今すぐに決して作りえないので、もしそれ風に作ったとしも大げさに感じたり、違和感を覚える事でしょう。わかりやすく言うと最近街中で見かけるジーンズがそれをよく象徴しているのではないでしょうか? 『する』事ではなく『なる』事こそが物の経年変化だと思います。
買った時は普通に見えても雰囲気が出てくる事により自分にしか出せない魅力を放つものとなり、それが愛着へと繋がっていくのだと思います。
それでは私のお気に入りアイテムにて経年変化をお見せします。
左は私が履きだしてから約1ヶ月半経ったシューズです。となりの新しい状態よりも自己満足かもしれませんが、かなり芸術的に変化している様に感じます。
雨風に当たっても気にする事なく履き続けると、色ムラ感が増してきました。先端部分は擦れたりする事も多いので特に変化が見られます。
ちなみにこの商品は今現在店頭にあるGIORGIO BRATOのシューズです。在庫は42・43サイズのみとなっております。素材はGUIDI社によるバッファロー革、木型はC-DIEMのものを使用しております。もし気になった方は是非お早めにお知らせ下さい。
ボーダー特集
今回は当ショップでも数点置いているボーダー柄のアイテムに焦点を当ててみます。
10年位前はボーダーといえばパブロ ピカソが愛用していたブランドSAINT JAMESがそれの代名詞のようになっていましたが、最近では様々なブランドから提案される様になってきました。ただ素材・形はもちろんラインの細さや幅の違いがあり、比較すると結構おもしろいものです。
基本的には清潔感や着る人をやさしく、柔らかいイメージとして見せられるアイテムですが、ブランドが違うと結構モダンでクールなイメージを与えられるものとなるでしょう。
当ショップで数多くオーダーした理由は決して神戸という場所柄を意識したものではなく、それぞれのボーダーが持つ魅了の違いを感じて頂きたいというところからきています。
それでは写真にて商品をご紹介していきます。
LABEL UNDER CONSTRUCTION
ADAM KIMMEL
ADAM KIMMEL
FALIERO SARTI
コーディネート(GIORGIO BRATO編)
前回のブログがご好評頂きましたので、引き続きコーディネート特集にて今回はGIORGIO BRATOのレザージャケットをご紹介します。
このアイテムはGIORGIOでは定番のラムレザーを使用したもので、非常に軽く柔らかいという特徴を持っています。ただ一番注目して頂きたいのは『カラー』です。さすがに他のブランドでは真似のできないナチャラルな雰囲気があり、色ムラ感は芸術品に近いものを感じます。サイズ感もかなりタイト目なので、合わせるパンツのシルエットなども問いません。ちなみにジャケット型で出るのは今回が初めてだそうです。それでは写真にて4つのコーディネートをご紹介していきます。
1番目のスタイル
インナー:LABEL UNDER CONSTRUCTION
パンツ:ADAM KIMMEL
2番目のスタイル
インナー:ROBERT GELLER
ネクタイ:ROBERT GELLER
パンツ:ROBERT GELLER
3番目のスタイル
インナー:ADAM KIMMEL
パンツ:ROBERT GELLER
4番目のスタイル
インナー:ADAM KIMMEL
ストール:FALIERO SARTI
パンツ:ROBERT GELLER
それでは最後にこのGIORGIO BRATOレザージャケットの詳細です。
仕様:2つボタン、センターベント、裏地はコットンのメッシュ・袖の裏地はシルクを使用、ラペルは細め
素材:ラムレザー
カラー:グレー
サイズ:46・48
価格:¥218,400(税込み)
コーディネート(ADAM KIMMEL編)
今回はADAM KIMMELのワッフルジャケットに焦点を当ててみます。展示会でも一際目立っていたこのアイテムは、他のブランドにない個性と柔らかさを持っています。色目もブラックなのでコーディネートすると他のアイテムを活かす役割も果たしてくれます。シルエットも結構細めでこのブランド特有の少しゆるいイメージはまったくありません。それではコーディネート例を4つご紹介してみます。
1番目のスタイル。
インナー:ROBERT GELLER
パンツ:ROBERT GELLER
2番目のスタイル。
インナー:ADAM KIMMEL
パンツ:ROBERT GELLER
3番目のスタイル。
インナー:ADAM KIMMEL
パンツ:ROBERT GELLER
4番目のスタイル
インナー:LABEL UNDER CONSTRUCTION
ストール:FALIERO SARTI
パンツ:ROBERT GELLER
最後にこのADAM KIMMELジャケットの詳細です。
仕様:着丈短め、3つボタン、段返り(一番上のボタンがラペルの返りで見えなくなるタイプ)、ラペルのゴージ部分が少し高め、袖は本切羽となっております。
素材:コットン100%
カラー:ブラック
サイズ:XXS
価格:¥189,000(税込み)
LABEL UNDER CONSTRUCTIONの新アイテム
今回はつい先日入荷のあったLABEL UNDER CONSTRUCTIONのアイテム3点を紹介します。
これはLUCでも定番のアイテムの1つボタンジャケットです。素材の中にリネンを30%入れている為、着ていくと独特のしわ感が生まれます。
袖の裏地は今回ストライプ(グレー)を入れる事により今までに無いドレッシーさを強調しております。
ボタンホール部分の端に最後の始末をあえて入れないで残す所が愛嬌を感じますね。
これはLUCでは珍しいボーダー柄です。写真は裏返して着ている為、少しボーダーがにじんで見える所が魅力の1つですね。
あと首前部分にスエットの汗止め部分をイメージしたほつれ加工を入れています。ジャケットなどのインナーにはもってこいです。
これは格子柄のタイプで裏返すと柄がそのまま逆転します。まさに1枚で2度おいしいアイテムです。
生地を2枚重ねにしている為、白ベースにした時の袖口などに見えるドレープ感は他のニットには出せない魅力です。
高砂ビルについて
今回は当ショップが入っている高砂ビルを紹介します。
高砂ビルは1949年(今から59年前)に建設された神戸の中でも非常に歴史のあるビルです。
帽子の製造・輸出入を行うビルとしてスタートし、その後アトリエやショップなどが続々と出店していきました。中でも当ショップの隣にある突撃洋服店さんは映画などで衣装提供するなどめざましい活躍を見せる老舗古着屋です。
その他映画の撮影場所に使われる事もしばしばです。最近でいえば3/22公開となる金城武主演の「Sweet Rain 死神の精度」で同ビル内での撮影もありました。1階部分をメインに撮っていたので、当ショップはおそらく映りませんが・・・・・。
という事で当ショップにお越しの際はこのレトロビルの数ある魅力を是非探ってみて下さい。
高砂ビルの外観です。1階のバーは食べ物もおいしく内装も海外っぽいですよ。
タヌキのぬいぐるみが目印です。たまに衣替えします。
学校の様な階段をあがれば、
当ショップに到着です。
店内は天井までの高さが4メートルぐらいあるのですごく開放感があります。今の建物にはない外国っぽい所が気に入ってこの場所にしました。
LABEL UNDER CONSTRUCTIONについて
今回は『LABEL UNDER CONSTRUCTION(レーベル アンダー コンストラクション)』を紹介します。
デザイナーであるLuca Laurini(ルカ・ラウリニ)は2000年~2003年にC-DIEMにてニットの企画・生産管理などを担当していました。その後独立し、ペルージャにて立ち上げたニットを中心としたブランドこそが『LABEL UNDER CONSTRUCTION』です。
ブランド設立時からの変わらないコンセプトは「ハイクオリティ&シンプル」。
彼の作り出すアイテムは、高級素材(シルク・カシミア・マココットンなど)を退廃的に見せるために用いるダスティーハンドの手法や巻き縫いによってシームを無くす事により、リバーシブルでの着用を可能にするなど、彼にしかできない高度な技術が垣間見れます。
上の2枚は裏返すと印象が一変する為、一枚なのに2度おいしい万能アイテムですよ。
ブランド名に「準備中」という言葉を使うだけあって、常に進化を求め、強い探求心を感じるのは僕だけでしょうか?
今後も当ショップではニット系はもちろん、それ以外のアイテムも充実させる事により、このブランドの世界感をどこよりも強く見せていきますので是非ご期待下さい。
上の写真は展示会前に送られてくる招待状です。毎回トップのデザインを変えてくる所も楽しみの一つですね。